FBS (エフビーエス)は2009年に運営を開始、豪華なボーナスと最大レバレッジ3,000倍が話題の海外FX業者です。日本人向けのサービスは2016年から始まりました。トレーダーが求めるスペックは一通りクリアしていますが、レバレッジやボーナスを利用した取引のルール制限、日本語対応の不足など、海外FX業者を初めて利用するという日本人トレーダーには少し扱いづらい印象を受けるかもしれません。しかし信頼性・安全性は比較的高く、入金ボーナスは業界No.1の豪華さと、FBS独自の強みも多いため、十分利用する価値はあるかと思います。
FBSの安全性・信頼性
運営会社
金融ライセンス
日本人向けアカウントを運営するのは、バヌアツに拠点を構えるMitsui Markets Ltd.で、金融ライセンスはVFSC(バヌアツ金融サービス委員会)で取得しています。グループ全体で見れば信頼性は非常に高い水準にあります。
レスターシティのオフィシャルパートナーに
FBSは2021年8月からイギリスの有名サッカーチーム、レスター・シティのオフィシャルパートナーを務めています。世界的に有名なサッカーチームのスポンサーになるには、企業の資金力や信頼性が必要になります。また、過去にはFCバルセロナのオフィシャルパートナーを務めていたこともあります。FCバルセロナのオフィシャルパートナーになっているのは、楽天・NIKE・OPPOなどの一流企業。したがって、FBSは社会的な信頼性が非常に高いといえるでしょう。
FBSのメリット
- ボーナス水準が業界No.1
- 最大レバレッジ3000倍で追証なし
- MT5プラットフォームを利用可能
- 無料VPSサーバー
- 入出金でbitwalletに対応
- コピートレードが利用可能
- クリプト口座(仮想通貨口座)
- 透明性の高いNDD方式を採用
- ゼロカット採用
FBSのデメリット
- 公式ホームページやマイページが日本語対応されていない
- 国内銀行入金に非対応
- ボーナスの出金条件が厳しい
- 約定力に不安
- 取引通貨ペア数が少ない
- 最大レバレッジ3000倍は口座残高2万円まで
- 取引コストが高め
取引条件・ルール
口座タイプは6種類
FBSの口座タイプは、セント口座・マイクロ口座・スタンダード口座・ゼロスプレッド口座・ECN口座・クリプト口座の6種類あり、口座タイプによって取引条件が大きく異なります。特に、取引手数料の有無・スプレッドの広さ・最大レバレッジ・取引ツール・口座通貨・最低入金額・ボーナスの有無などの違いに注意してください。
基軸通貨がドル・ユーロのみの口座タイプ
- セント口座
- ECN口座
- クリプト口座(仮想通貨口座)
円口座を使いたいのなら、スタンダード口座・マイクロ口座・ゼロスプレッド口座を開設しましょう。
セント口座
少額取引に特化した口座です。キャンペーンも対象なので、デモトレードからリアルトレードにシフトする際のお試し口座として初心者にオススメです。
マイクロ口座
少額取引ができ、一定のスプレッド・取引コストで安心して取引したい人にオススメです。
スタンダード口座
レバレッジ最大3,000倍で取引可能な最もポピュラーな口座です。基本的にはセント口座と同一スペックですが、ロット単位が10万通貨なので少ない資金で大きな利益を狙いやすいところが特徴。
ゼロスプレッド口座
スプレッドは文字通りゼロです。しかし、取引手数料が高額。最低入金額も5万円と少々高めです。普段使いではなく、スプレッドが拡大しやすいタイミングなどに限定して利用すると良いでしょう。
ECN口座
取引形態にECNを採用した透明性の高い口座です。取引手数料は全通貨ペア10万通貨あたり片道3ドル発生しますが、スプレッドが最も狭い口座です。通貨ペアは25銘柄しかありません。最低入金額が10万円ドルと高額。またボーナス対象外なので、中上級者向きの口座です。
クリプト口座(仮想通貨口座)
FBSでは2021年にリリースされたクリプト口座(仮想通貨口座)で仮想通貨FXが可能です。仮想通貨銘柄は他のFX業者に比べて非常に充実しています。仮想通貨同士のペア・法定通貨とのペア・貴金属とのペアなど、100種類以上の銘柄を取引できます。ただしクリプト口座では、レバレッジが5倍に制限されてしまいます。
取扱銘柄
FBSの取扱銘柄は海外FX業者としては少なめです。通貨ペアは最大でも38銘柄のみ。株式は40銘柄ありますが、それでも他社には敵いません。
取引ツール
FBSの取引ツールは、MT4(MetaTrader4)・MT5(MetaTrader5)に加え、FBSの独自スマホアプリである「FBS Trader」の3種類を利用できます。また、口座管理・資金管理のための独自サポートツールとして、「FBS Trading Broker(パーソナルエリア専用スマホアプリ)」も利用できます。
「MT4(MetaTrader4)」と「MT5(MetaTrader5)」
取引ツールは、定番のMT4(MetaTrader4)と最新版のMT5(MetaTrader5)が両方使えます。動作スピードなどスペックはMT5の方が抜群に良いのですが、現在、海外FXトレーダーの多くは依然としてMT4を使い続けており、高機能であるはずのMT5はまだまだ普及していません。MT5が普及しない主な理由はMT4とMT5ではEAやカスタムインジケーターに互換性がないため。MT4のEAをFBSでも継続して利用したいなら、MT4を選択するようにしましょう。とはいえ、今後はMT5が主流になることは間違いないので、トレーダーはいずれMT5に移行せざるを得ません。そのため、業者がMT4とMT5を両方採用していると、少しずつMT5への移行準備を進めることが可能です。
FBS独自スマホアプリ「FBS Trader」
FBSでは、MT4・MT5以外にも「FBS Trader」と呼ばれる独自スマホアプリを使って取引できます。とてもシンプルなデザインですが、取引から入出金まで何でもこなせる万能アプリです。MT4・MT5は高機能過ぎてなかなか使いこなせないという初心者の人におすすめ。FBS Traderの対応口座は、スタンダード口座とクリプト口座の2種類のみ。アプリ上でしか口座開設できない点に注意してください。
パーソナルエリア専用スマホアプリ「FBS Trading Broker」
FBSでは、トレーダーはパーソナルエリアと呼ばれるマイページでアカウント管理や資金管理をします。「FBS Trading Broker」は、そのパーソナルエリアを使いやすいよう開発された専用スマホアプリです。搭載機能は、アカウント・入出金・資金管理・経済カレンダー・カスタマーサポート機能などです。また、このFBS Trading Brokerを使用すると、通常70ドルのレベルアップボーナスに追加ボーナス70ドルがもらえます。
充実の「マーケット情報」
FBSは、マーケットに関する情報配信に積極的です。外国為替ニュース・毎日の市場分析・外国為替テレビ・経済カレンダーなど、一部日本語化されていないものもありますが、全て無料で利用できます。また、初心者向けのセミナーやビデオレッスン(英語)も無料で利用できます。
カスタマーサポート
FBSのサポート窓口は、メール・チャットの2種類です。FBSは日本語のサポート体制が整っておらず、チャットは外国人スタッフが翻訳ソフトを利用して対応している可能性があります。メールであれば、日本人スタッフからの返信が期待できます。
なお、FBSの公式サイトは、一応日本語に対応していますが、翻訳が不自然なところも多く、英語ページも残されたままとなっています。英語が分からない方・海外FX初心者の方にとって、FBSは使いにくい海外FX業者だといえるでしょう。
キャンペーン・ボーナス
FBSでは、キャンペーン・ボーナスを常時開催しています。期間限定のキャンペーンではないので、口座開設を焦る必要はありません。ただし、口座タイプによってはキャンペーン・ボーナスの対象外です。ルールも複雑なので、勘違いからボーナスがもらえなかったり失ってしまったりする可能性もあるので注意してください。また、FBSのボーナスにはクッション機能がないので、ボーナス単体で取引できません。クッション機能とは、ボーナスを証拠金として利用できる機能のこと。クッション機能があると、ボーナスだけでも取引が可能になったり、ロスカットされにくくなるといったメリットがあります。ボーナスを基準にFX業者を選ぶのなら、クッション機能の有無は必ず確認しておきましょう。
レベルアップボーナス
FBSの新規口座開設ボーナスは「レベルアップボーナス」と呼ばれ、2段階の口座開設ボーナスです。ボーナス口座を開設すると最初にボーナス70ドルが自動的に付与され、さらにスマホアプリFBS Trading Brokerをダウンロードすると追加ボーナス70ドルがもらえます。ただし、このボーナスはレベルアップボーナス口座内でしか使用できず、通常口座ではボーナスは受け取れません。また、取引条件が非常に厳しいので、利益の出金がかなり難しくなっています。
- 口座開設するだけでボーナス70ドル
- スマホアプリFBS Trading Brokerの利用で追加ボーナス70ドル
- 入金不要・利益出金可
注意点
- 取引期間は最大40日
- ボーナスは40日後に全額消滅
- 追加入金はできない
- ボーナスは出金できない
- 出金するとボーナス全額消滅
- 5日間連続で取引しない日があるとボーナス全額消滅
- 利益出金には20日以上のアクティブ取引日数が必要
- 利益出金には40日以内に損益10pips以上の取引を5ロット以上達成
- この口座で獲得できる利益は最大140ドルまで
- 利益出金チャンスは一度きり
- その他、禁止行為や取引制限に注意
100%入金ボーナス
FBSでは100%入金ボーナスも常時開催しています。上限額はなんと2万ドル。しかも初回入金だけではなく、追加入金もボーナス付与の対象です。総額2万ドルを受け取るまで、常時入金額と同額のボーナスをもらえる仕様です。これほどまでに豪華な入金ボーナスを提供している海外FX業者は他にありません。入金ボーナスで得た利益については制限なく全額出金可能で、条件(必要取引ロット数)を満たせばボーナス自体(「取引ロット数 × 1ドル」のボーナス)も出金可能となっています。ただし、口座残高がボーナス額の30%以下となると保有ボーナスが全額消滅します。また、ロスカットにも耐えられないので注意しましょう。また、このボーナスをもらうと最大レバレッジは500倍に制限されます。
- 入金額に対し100%分のボーナスがもらえる
- 初回だけでなく追加入金にも対応
- もらえるボーナスの上限は20,000ドル
- ボーナスは条件達成で出金できる
- 利益はいつでも制限なく出金できる
注意点
- ボーナスを受け取ると最大レバレッジが500倍まで制限
- 口座残高(入金額+利益)がボーナスの30%を下回るとボーナス消滅
- ボーナスを出金するためには条件達成が条件
- 最大レバレッジが500倍に制限される
- ECN口座・クリプト口座は対象外
キャッシュバック
FBSではキャッシュバックプログラムも常時開催しています。取引量に応じて出金可能なボーナスが上限なしでキャッシュバックされるキャンペーンです。受け取れる金額は通貨ペアや口座タイプごとに異なりますが、1lot(10万通貨)の取引あたり最大で15ドル。現金なので取引にも使えますしそのまま出金もできます。ただ、キャッシュバックの対象は損益が5pips以上ある取引のみです。またキャッシュバック上限も570ドルまでです。上限に達するとキャンペーンは自動的に終了します。キャンペーンの参加条件は、FBSのログインページでキャッシュバックオプションを有効にするだけ。あとは規定ロット数を達成すれば自動的にキャッシュバックが付与されます。
- 取引するたびに現金がもらえる
- 取引に使用可能、出金も可能
注意点
- キャッシュバック上限は570ドル
- 主要通貨ペアのキャッシュバック率は低い
- 損益が5pips以下の取引はキャッシュバック対象外
- ECN口座・レベルアップボーナス口座は対象外
ロイヤリティプログラム
FBSでは、豪華景品がもらえるポイントプログラムも常時開催しています。取引でポイントを貯めると、現金・景品・サービスと交換できます。
- 取引で貯めたポイントを現金・豪華商品・サービスと交換できる
- 全ての口座がポイント付与の対象
注意点
- ボーナスを使った取引はポイント付与対象外
- 損益が5.9pips以下の取引はポイント付与対象外
- ECN口座のポイントはその他の口座の半分
- ポイント・ステータスの有効期限は1年間
クイックスタートボーナス
クイックスタートボーナスは、FBSの独自スマホアプリ「FBS Trader」限定のキャンペーンです。ボーナス専用口座を開設することで、100ドルの口座開設ボーナスがもらえます。クイックスタートボーナスを使って得た利益も出金できるので、いきなり自分のお金を使ってトレードするのは怖い、という方にとっては絶好のチャンスです。ただし、クイックスタートボーナスは、FBSTrader内でしか使用できません。また、稼いだ利益はスタンダード口座に転送することで出金できますが、追加入金はできず、ボーナス100ドルだけを使って取引しなくてはいけません。また、利益をスタンダード口座へ転送するには、スタンダード口座でも自己資金を入金して取引しなくてはいけません。スタンダード口座での取引1ロットあたり3ドルの利益をスタンダード口座へ転送できる仕組みです。また、チュートリアルは10日、ボーナス口座は72時間、利益転送のためのスタンダード口座での取引は24時間のタイムリミットがあります。
- スマホアプリ「FBS Trader」限定キャンペーン
- 口座開設するだけでボーナス100ドル
- 利益はスタンダード口座に転送すれば出金可能
- 利益転送額はスタンダード口座での取引実績で決定
- スタンダード口座での取引1ロットあたり3ドルの利益を転送可能
注意点
- ボーナスは出金できない
- 追加入金はできない
- チュートリアルのタイムリミットは10日
- ボーナス口座で自由に取引できるのは72時間
- 利益転送のために取引できるのは24時間
キャッシュバック(スマホアプリ限定)
FBSの独自スマホアプリ「FBS Trader」限定のキャッシュバックもあります。スプレッドに対し5〜20%のキャッシュバックがもらえます。対象口座は取引ツールにFBS Traderを選択したスタンダード口座のみ、キャッシュバック対象銘柄は仮想通貨以外です。MT4・MT5での取引はキャッシュバック対象外なので、自動売買でキャッシュバックを稼ぐことはできません。
- スマホアプリ「FBS Trader」限定キャンペーン
- 取引するたびに現金がもらえる
- 取引に使用可能、出金も可能
注意点
- 対象口座はスタンダード口座のみ
- 仮想通貨はキャッシュバック対象外
- クイックスタートボーナスが実行中の場合は利用不可
入出金
FBSは、どの入金方法でも最低入金額が低いので、少額からでも入金しやすくなっています。しかし国内銀行入金、国内銀行送金による出金には対応していません。そこで、使い勝手のいいオンラインウィレットbitwalletの利用がおすすめ。bitwalletでは入出金どちらも手数料が無料なので、「国内口座→bitwallet→FBS→bitwallet→国内口座」の流れで資金移動すれば、国内口座への出金までにかかる手数料はたったの777円(bitwallet→国内口座の資金移動の際に発生)です。FBSへの入金が即時反映され、出金は最短で1営業日で反映されるので、反映時間はかなり早いと言えるでしょう。またFBSではbitwalletで入金額以上の利益分の出金も可能です。
その他ルール
口座残高によるレバレッジ制限
FBSは最大レバレッジ3,000倍と非常に高いレバレッジ倍率で取引が可能です。最大レバレッジが高いことで、ポジションを持つための必要証拠金はかなり少額になります。ただしFBSのレバレッジ制限は、海外FX業者の中でも非常に厳しく設定されています。さらに、入金ボーナスを利用した場合も最大レバレッジが500倍に制限されてしまいます。したがって、FBSは実質レバレッジが意外と低いと言えるでしょう。
FBSではコピートレード可能
FBSでは、コピートレードが利用可能です。コピートレードとは、”他人のトレードをそのまま自分の口座にコピーして同じトレードができる“機能のこと。ストラテジープロバイダーと呼ばれるプロトレーダーの過去のトレード実績を見て、気に入った人を選択すると、その人と全く同じトレードが自分の口座でもリアルタイムで行われます。FBSのコピートレードは手数料が安いため、初心者にもオススメ。基本的に他の海外FX業者では、利益の20%〜30%が手数料として設定されていますが、FBSでは利益の5%しかかかりません。またFBSに登録しているストラテジープロバイダーの質も高く、過去の実績関係なく、近頃成績が振るわないトレーダーを登録削除するなど、常に最新の”勝てる”トレーダーのみを厳選しています。よって、コピートレードしたいのならFBS一択と言えるでしょう。
FBSはゼロカット採用で追証なし
FBSは追証なしのゼロカットシステムを採用しています。ゼロカットとは、相場の急変動によりロスカットが間に合わず口座残高がマイナスになった際、損失分をFX業者側が負担してくれる制度。トレーダーの最大損失は入金額までに限定されているので、安心してハイレバレッジ取引をすることができます。
無料VPSサーバーが使用可能
FBSでは、無料VPSが使用可能です。VPSとは、24時間稼働する仮想サーバーのことで、EA(自動売買取引)を使って自動売買をする方には導入が必須と言えるでしょう。FBSで無料VPSを使用するには、2つの条件を満たす必要があります。
1か月目 | トータル入金額が450ドル以上 |
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2か月目 | 前月までに3lot(30万通貨)以上の取引 |
使用条件としては、非常に緩く設定されていますが、条件を満たさない場合でも33ドル/月で使用することも可能です。約定スピードを重視する人や自動売買でEAを安定稼働させたい人は利用を検討してみても良いでしょう。
まとめ
FBSはレスター・シティのオフィシャルパートナーを務めているなど業界トップクラスの安全性・知名度を誇ります。日本語対応の質も今後はますます上がってくるでしょう。なんといっても100%入金ボーナスキャンペーンが魅力的。最大2万ドルまでの対応は、他社に比べても圧倒的なボリュームです。『入金ボーナスを使って、未入金でリスクゼロのハイレバレッジトレードがしたい』というトレーダーにピッタリの海外FX業者と言えます。
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