IS6FX(アイエスシックスエフエックス)は、2016年にis6comとして運営をスタートし、2020年に大手ITコンサルティング会社Tec World Groupに買収されたことで、IS6FXにリブランディングした海外FX業者です。2022年からは事業拡大とブランディング強化に伴い「IS6 Technologies Ltd」を運営母体としてサービスを提供しています。
Tec World Groupの活躍分野は、インターネットセキュリティ事業、ソリューション事業、ホスティング事業など多岐に渡ります。そうした背景を持つ企業のバックアップにより、課題であったサーバーの安定性や約定力はIS6FXになってから大きく向上しました。
- FX業者としての資金体力を獲得
- 金融ライセンスを取得
- サーバーの脆弱性が改善
- 約定力の低さが改善
- 出金が早くなった
is6com時代は出金拒否・出金遅延や約定拒否が絶えなかったので、リニューアルした今でも利用を躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、今ではFOREX Awardの受賞歴もあり安心して利用できる業者となっています。
会社概要
運営会社
金融ライセンス
ライセンス自体は取得条件が比較的緩い、ややマイナーなライセンスです。
資金管理
IS6FXは公式サイトで『顧客資産は世界各国にある大手銀行で厳重に管理されている』と明記しています。ただ分別管理先の銀行は非公開で、第三者機関での保険や補償も加入していないので、資金管理に関して不安点が多いのが実情です。
メリット・デメリット
メリット
- 仮想通貨もハイレバレッジで取引可能
- 取引手数料無料
- ボーナスを現金化できるEX口座
- 豪華ボーナス
- 独自ポイントプログラム「IS6ポイント(ISP)」
- 取引ツールはMT4・MT5が両方使える
- 高い約定力
- EAに制限なし
- スキャルピングに制限なし
- ゼロカットあり
- 最大レバレッジ1,000倍
デメリット
- スプレッドが広い
- 大口取引に厳しい
- 入出金方法が少ない
口座タイプ
口座タイプは6種類
IS6FXでは6種類の口座タイプを提供しています。常時開設できるのはスタンダード口座とマイクロ口座、EX口座、クリプト口座のみで、プロ口座は現在受付停止、レバレッジ6,000倍口座は極稀に口座数限定で口座開設を受け付けています。
IS6FXでは口座タイプごとにスプレッドが異なりますが、平均的〜やや広めです。
マイクロ口座
IS6FXのマイクロ口座は、ロット単位が1,000通貨の初心者向けの口座です。少額から取引できますが、スプレッドは若干広めで、最大の魅力である豪華ボーナスは受け取り対象外です。
スタンダード口座
スタンダード口座は、IS6FXの口座タイプの中で最もポピュラーな口座タイプです。ボーナスもあり、最大レバレッジ1,000倍でスキャルピングやEAに関する取引制限もないため、少ない資金で最も効率良く取引できる口座です。ボーナスを活用すれば自己資金ゼロからのトレードも可能です。
EX口座
EX口座は、入金ボーナスを取引量に応じて現金化できる特殊な口座です。最大レバレッジ・スプレッドはスタンダード口座と同じですが、取引ツールはMT5のみで資金移動はできません。またボーナスを出金できる代わりにクッション機能がついていません。
クリプト口座
クリプト口座は、IS6FXで唯一仮想通貨CFDを取引できる口座です。最大レバレッジ・スプレッドはスタンダード口座と同じですが、取引ツールはMT5のみで資金移動はできません。銘柄によって50倍または1,000倍で取引できます。
最大5口座まで開設可能
IS6FXでは、1つのアカウントで最大5口座まで開設することができます。
デモ口座は1つのメールアドレスにつき1口座のみ
IS6FXのデモ口座は、本人確認の必要なく開設できますが、1つのメールアドレスで作成できるデモ口座は1口座のみで、複数開設する為にはメールアドレスを複数用意しなくてはなりません。また、残高がゼロになっても追加することはできません。デモ口座は開設から90日で自動で解約され、その後同じメールアドレスを利用して再度デモ口座を開設することが可能になります。
取引条件・ルール
取引ツール
取引ツールは定番のMT4(MetaTrader4)と最新版のMT5(MetaTrader5)が両方使えます。現在、海外FXトレーダーの多くは依然としてMT4を使い続けており、高機能であるMT5はまだまだ普及していません。その主な理由は、MT4とMT5とではEAやインジケータに互換性がないためです。とはいえ今後はMT5が主流になることは間違いないので、業者がMT4・MT5を両方採用していると、少しずつMT5への移行準備を進めることが可能です。
取扱銘柄
IS6FXの取引銘柄は他社に比べると少なめですが、人気の銘柄は一通り揃っています。
NDD方式を採用
IS6FXはNDD方式を採用しています。DD方式とNDD方式には、次のような違いがあります。
NDD方式は取引の透明性が高く顧客にとって不利な約定が起こりづらいと言えます。
レバレッジ
海外FXの最大レバレッジの平均は400倍~500倍ですが、IS6FXは最大レバレッジ1,000倍というハイレバレッジを提供しています。ただ口座残高によってレバレッジ制限がかかります。高額を口座に預ける場合は注意しましょう。
IS6FXでは通貨ペアだけでなく、貴金属銘柄も1,000倍で取引できるのが特徴です。
高い約定力
IS6FXの約定力が改善された理由として、注文方法が「ストリーミング注文」から「成行注文」に変更されたことが挙げられます。一般的には、成行注文の方が約定拒否が起こりにくいと言われています。
ストリーミング注文:
・スリッページ(値滑りの許容範囲)を設定できる
・乱高下相場では約定拒否が多い
成行注文:
・スリッページは設定できない
・約定の速度と確実性に重点を置く
EA(自動売買システム)の利用
IS6FXではEA(自動売買システム)を利用することができ、スキャルピングにも制限がありません。しかし、過度な頻度や大きなLotでのスキャルピング、相場変動のタイミングのみを狙った取引は悪質とみなされ、IS6FXの裁量によって取引を制限される可能性があるので注意してください。
ゼロカットあり
IS6FXはゼロカットシステムを搭載しています。ゼロカットとはトレードで口座残高がマイナスになってしまった場合に、負債分をFX業者が負担して口座残高をゼロに戻してくれるサービスのことです。口座残高以上の損失は24時間以内にリセットされ、自己資金以上の損失が生じることがないため、借金や追証を負う心配がなく、安心して取引することができます。
日本語サポート
2022年にベトナムにカスタマーセンターを新設し、サポート体制が厚みを増しました。
無料VPSサーバー
IS6FXでは、毎月の口座残高合計が50万円以上あれば無料でVPSサーバーを利用できます。月々$28支払えば誰でも利用可能です。
ボーナスキャンペーン
口座開設ボーナスや入金ボーナスなどの豪華さで言えばIS6FXの右に出る業者はいないでしょう。ボーナスにはクッション機能が付いているので、ボーナス残高で損失をカバーできます。有効期限もありませんし、利益出金のためのノルマもありません。ただし対象口座はスタンダード口座またはEX口座のみです。
口座開設ボーナス
IS6FXの口座開設ボーナスは、新規で口座開設するだけで5,000円または2万円が付与される豪華なボーナスです。5,000円と2万円のボーナスは隔週で開催されています。
入金ボーナス
IS6FXの入金ボーナスキャンペーンでは、抽選の当選者限定で入金額の100~300%がクレジットとして付与されるボーナスです。
注意点として、IS6FXの入金ボーナスは入金方法によって還元率が変わります。
独自ポイント制度 IS6ポイント(ISP)
IS6FXは2023年のリニューアルより、IS6ポイント(ISP)を開始しました。取引で貯めたISPを消費してガチャを回せば、最大600%入金ボーナスが当たる新たなサービスです。
ISPの貯め方
全ての銘柄対象で、取引金額150万円あたり1ISPが自動付与されます。またマイページにログインするだけでも1日1回1ISPがもらえます。
ボーナスの消滅条件
IS6FXのボーナスは出金や資金移動、不正取引などで全額消滅します。ボーナス保有中に出金すると、保有しているボーナスが全額消滅してしまうのでご注意ください。
禁止事項(ガイドライン)
取引禁止事項(一部)
- 複数業者間・複数口座間の両建て
- 裁定取引・アービトラージ取引
- 相場が急変動するタイミングのみを狙ったトレード
- 事前連絡なしの大きなLot数でのトレード
IS6FXではトレードするときの禁止事項(ガイドライン)が定められており、利用規約に反する行為を行った場合、口座凍結や利益没収、入金・出金拒否、約定拒否、レバレッジ制限等の対応が取られる場合があります。
事前連絡なしの大口取引
IS6FXは大口取引には厳しい業者です。10Lot以上の大きな取引や、複数ポジションの合計が10Lotを超える場合、事前にカスタマーサポートに連絡する必要があります。事前連絡をしておかないと、取引停止や利益の取り消し、出金拒否などになる恐れもあります。
入出金方法
入金方法
出金方法
- 月1回まで無料
- 月2回目以降:出金額の2%
- 入金後、1度も取引をしない状態で出金する場合:$45
- 出金額が$2000以下の場合:$45
まとめ
IS6FXの魅力はやはり豪華なボーナスとハイレバレッジです。自己資金を抑えて大胆にトレードする口座としても、海外FX初心者の勉強用口座としても、柔軟な使い方ができるかと思います。公式サイトも分かりやすく、使いやすいですが、取引銘柄は少ないので、上級トレーダーには少し物足りないかもしれません。
IS6FXがおすすめな人
- 海外FX初心者
- 自己資金を抑えたい
- 高い約定力を求める
- ハイレバレッジトレードがしたい
IS6FXがおすすめではない人
- 大きなLotで取引したい
- 高額投資を考えている
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