ThreeTrader(スリートレーダー)の特徴まとめ

ThreeTrader(スリートレーダー)は2021年5月にサービスを開始した、期待の新興FX業者です。ボーナスはありませんが、「取引条件良し」「サービス良し」「顧客対応良し」の3拍子が揃っています。最大の特徴は、業界トップ水準のスプレッドの狭さと言えるでしょう。取引コストの安さや、厳しい取引制限がなく自由に取引ができるということで、トレーダーから高評価を受けています。また、取引するとポイントが貯まり、豪華商品がもらえるポイントプログラムを提供するなど、トレーダーを楽しませる工夫も施されています。

詳細情報と信頼性・安全性

運営会社情報

金融ライセンス

ThreeTraderの運営会社は、バヌアツ共和国にあるThreeTrader Global Limitedです。バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)の金融ライセンスを所持しています。VFSCは2019年に規制強化を行いました。英国金融行動監視機構(FCA) やキプロス証券取引委員会(CySEC)といった信託保全を義務化している規制機関と比較するとまだまだ規制は緩いですが、この規制の強化によりオフショアライセンスの中でもバヌアツ当局のライセンスの信頼度が高まったといえるでしょう。

バヌアツ当局が健全な金融市場の形成に向けて行った以下6項目の規制の強化は、法人にとって費用のかさむ厳しい制度になりました。これまで比較的容易に取得できたライセンスですが、規制遵守するためのハードルが高くなったことで、ライセンスを取得する企業が減少しているのが現状です。

メリット

  • 業界トップクラスのスプレッドと取引手数料
  • 口座残高や保有ポジション量によるレバレッジ
  • 豪華景品がもらえるポイントプログラム
  • NDD方式
  • 全銘柄ストップレベルゼロ
  • FX通貨ペアもCFDも充実
  • ゼロカット制度
  • 安心の日本語サポート
  • 法人口座対応

透明性の高いNDD方式

全口座でNDD方式を採用しています。「NDD方式」(ノンディーリーングデスク方式)とは、ディーリングデスク(ディーラー)を通さない取引方式のことで、トレーダーの注文は業者のサーバー内で自動的に処理されます。ディーラーの裁量が介在しないため、トレーダーにとって不利なレートで約定したり、業者によるストップ刈りが行われる心配が少なく、透明性と公平性が高い取引方式といえるでしょう。透明性の高いの中でも直接LP(リクイディティ・プロパイダー)に注文を流すECNは更に透明性の高い取引方法です。ThreeTraderのように、低スプレッドを保ちながらNDDで注文を裁いている業者はほんの一握りです。

業界トップクラスのスプレッドの狭さ

最大のメリットは、海外FXトップクラスの低スプレッドでトレードできることです。ThreeTraderでは、人件費等、コストカットを徹底して破格のスプレッドを実現しています。

ポイントプログラムで豪華景品

ThreeTraderではポイントプログラムが提供されています。取引するとlot数に応じて自動でポイントが貯まっていき、ポイントを景品に交換することができます。FX・貴金属の取引では1lotの取引ごとに10ポイント仮想通貨・原油・インデックスの取引では1lotの取引ごとに1ポイントが貯まります。貯まったポイントは「ThreeTraderポイントストア」にてApple製品や家電製品、高価格帯のBearbrick、現金キャッシュバックなど30種類以上の豪華景品と交換できます。

法人口座

法人口座にも対応しています。公式サイト上では特にアナウンスがありませんが、Twitterで法人口座について言及されており、アカウントマネージャーへ直接問い合わせることで法人口座を作れるとのことです。国内FXでは分離課税で一律20.315%の税率ですが、海外FXの場合は5%〜45%の所得税+10%の住民税がかかってくるため、利益の半分以上を税金として支払わなくてはならないトレーダもいるでしょう。しかし、日本で法人を作って海外FXの法人口座で取引すれば、最大でも37%程度の税率で済みます。法人化することで大幅な節税が可能となるのです。

ゼロカット実装

ThreeTraderでは多くの海外FX業者と同じく「ゼロカットシステム」がすべての口座に対し導入されています。ゼロカットとは、顧客の口座残高がマイナスとなった場合、マイナス分をカットすることで口座残高をゼロに戻してくれるシステムです。口座残高がマイナスになってしまっても、ThreeTraderがマイナス分を補填してゼロに戻してくれます。ハイレバレッジで取引を行っている際に、相場の急変動に巻き込まれて強制ロスカットが効かなかった場合、口座残高を超えるマイナスが発生してしまう可能性があります。しかし、ゼロカットのあるThreeTraderで取引していれば、その時に失うのは口座のお金だけ。この機能があることで顧客に追証が発生するリスクはありません。しかし、ThreeTraderは他社に比べ取引の自由度が高く、両建てに寛大なブローカーではありますが、一定条件下の両建てではゼロカット適用外となる場合があるため、注意が必要です。ThreeTraderのゼロカットは自動で適用されるわけではなく、申請が必要です。誤って残高がマイナスのまま入金してしまうと入金分がマイナスと相殺されてしまいますが、この場合もサポートに連絡をすれば対応してもらえます。日本国内では、法律によって「業者が顧客の損失を補填する行為」を禁止していることから、ゼロカットを行う業者は存在しません。年々追証の危険性とゼロカットの重要性が認知されつつあり、ゼロカットのある海外FX業者のニーズが高まっています。

口座残高や保有ポジション量によるレバレッジ制限なし

多くの海外FXブローカーでは、口座残高もしくは有効証拠金が一定金額に達する、または保有ポジション量が一定量に達した場合、強制的に最大レバレッジを低く制限されます。しかし、ThreeTraderでは口座残高や保有ポジション量によるレバレッジ制限を受けることはありません。

ThreeTraderでのレバレッジは、下記の通りです。

各銘柄の最大レバレッジ

日本語サポートの品質は業界最高レベル

ThreeTraderでは、日本語によるサポート体制が完備されています。海外FX業者とは思えないほど積極的かつ丁寧な顧客対応です。サポート窓口は電話・メール・チャットの3種類あり、すべて日本人スタッフの方による日本語対応が可能です。スタッフの数が増えていけば24時間対応になる可能性もあるとのことなので、今後の動向にも注目です。また、ThreeTraderは公式Twitterアカウントで最新情報を頻繁に更新しています。ThreeTraderのハッシュタグをつけてつぶやくと、高確率で公式サポートからリプがもらえます。また、Webサイトもすべて日本語表記となっており、口座開設から取引、入出金、各種設定まで、すべて日本語で行うことができます。英語が分からない人でも安心して使えるでしょう。

全銘柄でストップレベルはゼロ

ThreeTraderはすべての銘柄のストップレベルがゼロとなっています。これにより、現在値から一番近いレートに注文を入れることが可能となります。スプレッドの狭さも相まって、スキャルピングとの相性は抜群です。ThreeTraderではFX通貨ペアのほかにも、たくさんのCFD商品を取り扱っています。株式指数や貴金属、エネルギー、さらには仮想通貨までトレードでき、複数の商品を織り交ぜてトレードしたい人にも最適といえるでしょう。

デメリット

  • バヌアツ金融ライセンスの信頼性が低い
  • 取引ツールはMT4のみ
  • ボーナスがない
  • 運営歴が短いため、情報が少ない
  • 信託保全なし
  • 最大レバレッジ500倍
  • 月3回以降の出金に2.5%の手数料
  • 取引プラットフォームがMT4のみ

ボーナスがない

ThreeTraderでは、ボーナスは提供しない方針です。豪華なボーナスを期待しているトレーダーにはやや物足りなく感じるでしょう。ボーナスがない代わりに、ThreeTraderはプレゼント制度に力を入れています。

取引プラットフォームはMT4のみ

ThreeTraderでは、取引プラットフォームはMT4のみとなっています。現在はMetaTrader5(MT5)を実装する業者が増加傾向にあります。MT4とMT5では、次世代版であるMT5の方が基本的な性能は高いです。しかし、MT5は対応する自動売買(EA)ツールが少なかったり、慣れたツールで取引したい人が多かったりなどの理由であまり人気がなく、MT4を希望する人の方が多い状況です。このため、ThreeTraderではMT4のみが採用されています。MT5を希望するトレーダーにはデメリットであるといえますね。

最大レバレッジ500倍

ThreeTraderの最大レバレッジは500倍と控えめです。最近では数千倍といったレバレッジを利用できるブローカーも増えてきているだけに、少し物足りなく感じてしまうかもしれません。もちろん、口座残高による制限なく最大レバレッジ500倍が使えるというのはThreeTraderの大きな利点ですが、少額を効率よく運用するといった観点では他社に劣るといえるでしょう。

取引条件・ルール

口座タイプは2種類

ThreeTraderでは、初心者〜中級者向けの口座である手数料がかからない「Pureスプレッド口座」中級者〜上級者向けの口座である別途手数料がかかる「Rawゼロ口座」の2タイプを利用できます。

スキル・資金・トレードスタイルに応じて上手に使い分けましょう。

ロット制限に注意

追加口座は無制限で作成可能なので、もしロット制限にかかるようであれば新たな口座を作成しましょう。

スキャルピング・自動売買に制限なし

ThreeTraderに禁止手法はありません。EAや超高速取引・スキャルピング・両建てなど、すべて実践できます。ゼロカットやボーナスを悪用した両建て取引は禁止です。また、ThreeTraderは同一口座内での両建て以外にも、他社では禁止されていることの多い、別口座との両建てや他社口座との両建ても許可されています。海外FX業者では珍しく、複数の口座間での両建てを禁止していません。多くの海外FX業者が複数の口座間での両建てを禁止する理由は、ゼロカットを悪用した取引を誘発する恐れがあるためです。しかし、許可はされていても無条件ではありません。ThreeTraderでは、「片方の口座でマイナス、片方の口座で利益を出した場合、ゼロカットは執行されず、利益を出した口座と相殺する可能性もある。」としています。

ThreeTraderで取引を始める前に

デモ口座でトレード体験

ThreeTraderでは、全ての口座タイプでデモ口座を提供しています。まずはデモ口座でThreeTraderのトレード環境を体感してみるのがいいでしょう。デモ口座とリアル口座のトレード環境はほぼ同じですので、リスクなくThreeTraderの取引環境を体験できます。

入出金方法

入金方法

ThreeTraderは、現在、国内銀行送金・海外銀行送金・bitwallet・仮想通貨の4種類の入金方法に対応しています。海外のFX業者でありながら国内銀行送金に対応しており、日本国内の銀行からThreeTraderの取引口座へ直接振り込むことができます。以前はクレジットカードにも対応していましたが、現在メンテナンス中となっており、再開の目途は立っていません。Eウォレットサービス「bitwallet(ビットウォレット)」や米ドルにペッグされた仮想通貨「USDT」(テザー)にも対応しています。

ThreeTraderの出金方法

ThreeTraderには即時出金に対応している出金方法がありませんので、着金まで1~3営業日待つ必要があります。国内銀行送金では、ThreeTraderからではなく、決済代行会社から振込が行われます。そのため、利用する銀行によっては振込手数料が発生する可能性があります。出金に関しては、月3回以降2.5%の手数料がかかります。いずれの方法も月2回までの出金であれば手数料無料となります。ただし、海外銀行送金で引き出す場合は、リフティングチャージや被仕向手数料を顧客側が負担することとなり、1回の送金でおよそ2,500円〜5,000円差し引かれて着金します。また、セキュリティ上の観点から、5,000ドルを超える出金をする場合、前もって出金先の銀行口座取引明細書をアップロードする必要があります。

総評

ThreeTraderは、2021年創業と新興業者ではありますが、取引スペックは業界トップクラスであることは間違いありません。スプレッドの狭さを重視するトレーダーにはうってつけです。スキャルピングやデイトレードはもちろん、スイングトレードでも最適な取引環境が整っています。まだまだ認知度は低いですが、これからに期待できる業者です。極端に資金の少ない人には向いていません。一般向け口座であるPureスプレッド口座の最低入金額は1万円ですが、中上級者向け口座であるRawゼロ口座の最低入金額は10万円と高額です。ThreeTraderのメリットを最大限に活かして本格的なトレードをしたいなら、まずは数十万円単位のまとまった資金を準備したほうが良いでしょう。

ThreeTraderを使うべき人とは

ThreeTraderは、どの海外FX業者をも凌ぐスプレッドの狭さを実現したことで、日本国内のFX業者にも引けを取らない低コストで取引が可能です。しかも、NDD方式が採用されているため、取引の透明性が保証されています。ポイントプログラムはありますが、他の海外FXでよく見られる「口座開設ボーナス」や「入金ボーナス」は一切提供されていないので、ボーナスを重視される方にはおすすめできません。唯一注意すべきは運営歴の短さで、日本人によるレビューが少なく、判断材料が十分に出揃っているとはいえません。しかし、日本人スタッフの方がメール・チャット・電話・公式Twitterなどを活用してフルサポートしてくれますので、安心して取引できる環境が揃っていると言えるでしょう。

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