TradeView(トレードビュー)の特徴まとめ

TRADEVIEW MARKETS:以下TRADEVIEW(トレードビュー)は、2004年に証券会社として設立されました。本社は、アメリカを代表する金融街ニューヨーク・マンハッタンに構えています。設立当初は機関投資家向けにサービスを提供していましたが、個人向けのFXサービスにも進出し、2010年頃から日本人向けサービスを行っています。ブラジル、トルコ、インドなど、世界中の国で利用され、株式投資にも力を入れています。2020年からは、アジア圏のサービス拠点をペルー政府の管轄下に置き、FX業者としてさらにシェアを拡大させています。

最大の特徴は、非常に狭いスプレッドを業界最安値の取引手数料で実現している「NDD ECN方式」の取引環境で、口座開設ボーナスや入金ボーナスなどのキャンペーンは一切開催せず、取引環境や取引ツールに力を注ぐ中上級者向きの優良業者です。

Tradeviewの安全性・信頼性

金融ライセンス

Tradeviewの運営会社はケイマン諸島に拠点を構える TradeView Ltdです。タックスヘイブン(法人税を回避できる国)として有名なカリブ海の島国、ケイマン諸島には世界中から金融機関が集まっており、世界トップレベルの信頼性を誇るケイマン諸島金融庁(CIMA)が厳しい基準のもと規制しています。TradeViewもCIMAで金融ライセンスを取得しており、日本人アカウントも規制対象となっています。

  • 外部監査の実施(毎年)
  • 月次取引明細の報告
  • コンプライアンス証明の提出(毎年)
  • 内部資金管理状況の報告
  • 企業情報の変更の提出

これだけの審査に合格しなければ金融ライセンスは認められないので、外部監査・内部監査も徹底されており、健全かつ、透明性の高い運営を行っている企業であると言えます。TradeViewの創設者であり現CEOは、シカゴ・ニューヨークなどで商品・先物ブローカーとして20年以上経験を積んだ人物です。その他の経営陣やスタッフも、公式サイトでしっかり公開されています。

分別管理の徹底と信託保全

Tradeviewは、資金管理方法として「信託保全」を採用しています。信託保全とは顧客資金を外部機関へ預けるしくみの事で、分別管理よりも一段階厳しい管理方法です。顧客資産は、外部会計監査機関 FundAdministration Inc との信託契約による監査・管理のもと、運営資金とは完全に分別されスペインのサンタンデール銀行の口座に保管されます。また、信託保全制度も採用されており、万が一Tradeviewが破綻した場合でも、外部委託の資金管理機関によって資金は守られ、1顧客あたり35,000ドルまでは補償されます。海外FX業者で信託保全を採用している会社は少なく、Tradeviewにおける資金の安全性はかなり高いと言えます。

取引銘柄

Tradeviewは、FXから株価指数、仮想通貨まで、幅広い銘柄を取引することができますが、通貨ペアは36銘柄と、取扱銘柄の数に関してはとても平凡です。

メリット・デメリット

メリット

  • 完全なNDD方式を採用
  • 取引手数料が安い
  • 禁止行為・取引制限がない
  • 大口取引に対応
  • 信頼性が高い
  • 約定力が高い
  • スキャルピング専用のcTrader
  • スキャルピングに最適
  • 豊富な取引プラットフォーム
  • ストップレベルがない
  • 資金保証制度
  • レバレッジ制限の条件が緩い

デメリット

  1. 入金方法と同じ出金方法を優先
  2. 利益分の出金は銀行送金またはオンラインウォレットを利用
  3. クレジットカード入金分は原則返金処理
  4. 月4回以上の出金リクエストでは本人確認を実施

総評・まとめ

Tradeviewは「高い取引環境を求めたい」「ボーナスは不要」と考える中・上級者におすすめの海外FX会社です。狭いスプレッドと取引手数料の安さを両立しているのが大きなメリットです。ECN方式を採用したILC口座の初回入金額は10万円以上と高額ですし、ゼロカットは採用していますがロスカットも国内FXと同じ証拠金維持率100%で発動するため、取引を始めるにはある程度まとまった金額が必要です。ボーナスも一切ありませんので、初心者向けではありません。他社で経験・資金を積み上げてから、TradeViewにステップアップしましょう。

  • インターバンク直結
  • シンプルなインターフェース
  • 多言語対応

口座タイプ

口座タイプは4種類

TradeViewの口座タイプには、X leverage口座ILC口座と呼ばれる2種類の基本口座があります。取引手数料が無料の最もポピュラーな「Xレバレッジ口座」はいわゆるスタンダード口座のことで、取引形態にはNDD STP方式を採用。1ロット(10万通貨)の片道取引当たり2.5ドルの取引手数料がかかる「ILC口座」は中・上級者向けの口座で、取引形態にはNDD ECN方式を採用。さらにMT4・MT5口座cTrader口座Viking口座の3口座から選択でき、それぞれ取引ツール・取引条件が異なります。

特にILC口座でスプレッド・取引コストが非常に安くなっています。この口座は、ILC(Innovative Liquidity Connector)と呼ばれるテクノロジーによって実現されています。

最大レバレッジは500倍

Tradeviewの最大レバレッジは、口座タイプにより異なります。

口座残高が10万ドルを超えると、最大レバレッジが100倍に制限されます。

また、口座開設時に最大レバレッジを上限まで引き上げることができません。適用可能な最大レバレッジの上限まで倍率を引き上げるには口座開設後に「レバレッジ変更リクエスト」を行う必要があります。例えば、TradeViewのXレバレッジ口座は、最大500倍のレバレッジが利用できますが、口座開設時は400倍が設定できる上限です。最大500倍レバレッジを適用するには、口座開設後にサポートへ「レバレッジ変更リクエスト」を行いましょう。

約定力の高さ

TradeViewでは、50以上におよぶリクイディティプロバイダ(LP)の中からベストプライスが提供されるシステムを採用しているため、高い約定力が期待できます。取引サーバーはCN5のLD4データセンターにあり、グラスファイバーケーブル接続を介してLPに接続することで高速約定を実現しています。

キャンペーン・ボーナス

キャンペーンは一切なし

TradeViewは、口座開設ボーナスや入金ボーナスなどのキャンペーンは一切開催しません。魅力的な取引条件やサービスの開発に力を入れる本格志向の業者です。全額自己資金で取引する必要があります。

カスタマーサポート

サポート窓口はメールのみ

Tradeviewのサポート窓口はメールのみです。受付時間は平日24時間で日本語にも対応していますが不十分と言えます。

また、日本語版のTradeView公式サイトで表示できるのはトップページと一部の情報のみで、取引条件やスペックなどに関する情報がほとんど掲載されていません。利用規約も全文英語で、海外FX初心者の方や英語が分からない方にとっては、少々始めるハードルが高いでしょう。

TradeViewで取引を始める前に

デモ口座

TradeViewのデモ口座は、MT4とMT5の「Xレバレッジ口座」と「ILC口座」で利用可能です。

入金方法

海外銀行送金に加え、クレジットはVISA・MasterCardで入金可能です。また、複数のオンラインウォレットにも対応しています。

出金方法

TradeViewの入出金手数料は基本無料です。海外銀行送金での出金時のみ、出金手数料が35ドル発生します。

出金ルール

  1. 入金方法と同じ出金方法を優先
  2. 利益分の出金は銀行送金またはオンラインウォレットを利用
  3. クレジットカード入金分は原則返金処理
  4. 月4回以上の出金リクエストでは本人確認を実施

総評・まとめ

Tradeviewは「高い取引環境を求めたい」「ボーナスは不要」と考える中・上級者におすすめの海外FX会社です。狭いスプレッドと取引手数料の安さを両立しているのが大きなメリットです。ECN方式を採用したILC口座の初回入金額は10万円以上と高額ですし、ゼロカットは採用していますがロスカットも国内FXと同じ証拠金維持率100%で発動するため、取引を始めるにはある程度まとまった金額が必要です。ボーナスも一切ありませんので、初心者向けではありません。他社で経験・資金を積み上げてから、TradeViewにステップアップしましょう。

  • 日本語公式サイトの情報量が少ない
  • 日本語サポートが不十分
  • 口座開設方法・取引ルールが分かりにくい
  • 最大レバレッジ変更手続きが必要
  • ロスカット水準100%
  • キャンペーン・ボーナスなし
  • 利用していないアカウントはすぐに凍結
  • 初回入金額が高額

取引条件・ルール

完全NDD方式

TradeViewの魅力は、何といっても取引の透明性の高さです。取引形態には完全なNDD方式を採用(A-Book)しており、利益が相反しないため、TradeViewはトレーダーにたくさん取引してもらうほど儲かる仕組みなので禁止行為・取引制限はなく、スキャルピングや自動売買も推奨されています。

NDD業者とDD業者の違い

取引禁止事項

TradeviewではFX取引に関する禁止事項がほとんどなく、自由度の高い取引を楽しむことができます。

たとえば、他の海外FX業者で禁止されている

  • 複数口座での両建て
  • 複数のFX業者での両建て
  • 窓埋め・窓開けトレード
  • アービトラージ

なども、Tradeviewなら可能です。

大口取引に対応

Tradeviewは最大ロット数・最大ポジション数の制限がありません。大口取引でも制限を気にすることなくエントリーできます。最大75ロットの同時発注に対応しています。また、NDD ECN方式専用の取引プラットフォーム、cTraderとCurrenexを使うことで、通貨単位の発注ができ資金効率を底上げ、複数ポジションの同時決済も可能です。

ストップレベル

TradeViewのストップレベルは0ポイントに設定されており、実質ストップレベルがありません。ストップレベルとは、ポジションに指値・逆指値注文を行う際に「現在価格と注文価格で最低限の値幅」です。ストップレベルがないことで、TradeViewの取引の自由度は大きく広がっています。

ロスカット水準

Tradeviewのロスカット水準は「証拠金維持率が100%を下回った状態」と海外FX業者の中では高めです。また、一定の証拠金維持率を下回った際に発動するマージンコールがありません。ロスカット水準が高いとより多くの証拠金が必要となり、ロスカット防止のために余剰資金も多く用意する必要があります。一定の資金がある海外FX中・上級者向けの業者と言えるでしょう。

口座凍結

Tradeviewでは、口座残高がある状態で口座を放置すると、口座維持手数料として毎月50ドルが引き落とされます。入金または取引を再開し、Tradeviewカスタマーサポートに連絡すれば口座維持手数料は返金されますが、長期間使う予定のない口座からは資金を引き出しておきましょう。さらに、残高のない口座を1年以上放置すると口座凍結されます。Tradeviewでは口座凍結後の口座を復活させることができないので、新しく追加口座を作る必要があります。

取引プラットフォーム

豊富な取引プラットフォーム

TradeViewの取引ツールは、MT4・MT5・cTrader・CURRENEXの4種類です。それぞれ、対応OSや自動売買プログラム・カスタムインジケータのインストール可否が異なります。選ぶ取引ツールによって、取引条件が変わるという点にも注意しましょう。

MT4・MT5

定番のMT4(MetaTrader4)と最新版のMT5(MetaTrader5)が両方使えます。MT4とMT5が両方使える業者のメリットは、MT4からMT5への移行がしやすいという点です。現在、FXトレーダーの多くは依然としてMT4を使い続けており、高機能であるはずのMT5はまだまだ普及していません。MT5が普及しない主な理由は、MT4とMT5とではEAやインジケータに互換性がないためです。とはいえ、今後はMT5が主流になることは間違いないので、トレーダーはいずれMT5に移行せざるを得ません。そのため、業者がMT4・MT5を両方採用していると、少しずつ移行準備を進めることが可能です。

MT4・MT5の特徴

  • 定番の高機能取引ツール
  • カスタムインジケータの開発・インストールが可能
  • EAによる自動売買・シグナルトレードに対応
  • 各種チャートのカスタマイズが可能
  • スマートフォン、タブレットにも対応

cTrader

Tradeviewは、スキャルピングやデイトレードに特化した高機能トレードツールであるcTraderが使える数少ない海外FX業者の一つです。cTraderは約定力が高くリクオート(約定拒否)が一切起こらないので、精度の高いスキャルピングを実現することができます。主にスキャルピングを中心とする中・上級者トレーダーから人気を集めています。もともとNDD ECN方式取引専用に開発されたという背景があり、透明性が高くILCアカウントとの相性も抜群です。デザインや操作性にも優れており、最初から必要な機能が全てそろっているため、とても使いやすい取引ツールです。特にティックチャートの種類が豊富で、裁量取引によるスキャルピングの際に真価を発揮します。複数ポジションの同時決済や大口取引に強いのもcTraderの魅力です。開発ツールcAlgoを使って、独自のインジケーターや自動売買プログラムを作成することも可能です。

cTraderの特徴

  • 短期売買に特化した取引ツール
  • 価格操作やリクオートが起こらない
  • 約定が超高速
  • 複数の注文も同時決済可能
  • スマートフォン、タブレット対応
  • 多言語完全対応

CURRENEX

Viking口座のプラットフォームCURRENEX(カリネックス)は、世界の機関投資家から高い評価を受けている、裁量取引に特化したプラットフォームです。プロ仕様の取引プラットフォームの中では、世界最高水準とも言われています。インターバンク市場に直結の約定環境で、cTraderと同様にECN方式専用となっています。自動売買はできません。現在のところ利用者は少なく、多くのトレーダーがMT4・MT5・cTraderを使っているようです。

CURRENEXの特徴

  • インターバンク直結
  • シンプルなインターフェース
  • 多言語対応

口座タイプ

口座タイプは4種類

TradeViewの口座タイプには、X leverage口座ILC口座と呼ばれる2種類の基本口座があります。取引手数料が無料の最もポピュラーな「Xレバレッジ口座」はいわゆるスタンダード口座のことで、取引形態にはNDD STP方式を採用。1ロット(10万通貨)の片道取引当たり2.5ドルの取引手数料がかかる「ILC口座」は中・上級者向けの口座で、取引形態にはNDD ECN方式を採用。さらにMT4・MT5口座cTrader口座Viking口座の3口座から選択でき、それぞれ取引ツール・取引条件が異なります。

特にILC口座でスプレッド・取引コストが非常に安くなっています。この口座は、ILC(Innovative Liquidity Connector)と呼ばれるテクノロジーによって実現されています。

最大レバレッジは500倍

Tradeviewの最大レバレッジは、口座タイプにより異なります。

口座残高が10万ドルを超えると、最大レバレッジが100倍に制限されます。

また、口座開設時に最大レバレッジを上限まで引き上げることができません。適用可能な最大レバレッジの上限まで倍率を引き上げるには口座開設後に「レバレッジ変更リクエスト」を行う必要があります。例えば、TradeViewのXレバレッジ口座は、最大500倍のレバレッジが利用できますが、口座開設時は400倍が設定できる上限です。最大500倍レバレッジを適用するには、口座開設後にサポートへ「レバレッジ変更リクエスト」を行いましょう。

約定力の高さ

TradeViewでは、50以上におよぶリクイディティプロバイダ(LP)の中からベストプライスが提供されるシステムを採用しているため、高い約定力が期待できます。取引サーバーはCN5のLD4データセンターにあり、グラスファイバーケーブル接続を介してLPに接続することで高速約定を実現しています。

キャンペーン・ボーナス

キャンペーンは一切なし

TradeViewは、口座開設ボーナスや入金ボーナスなどのキャンペーンは一切開催しません。魅力的な取引条件やサービスの開発に力を入れる本格志向の業者です。全額自己資金で取引する必要があります。

カスタマーサポート

サポート窓口はメールのみ

Tradeviewのサポート窓口はメールのみです。受付時間は平日24時間で日本語にも対応していますが不十分と言えます。

また、日本語版のTradeView公式サイトで表示できるのはトップページと一部の情報のみで、取引条件やスペックなどに関する情報がほとんど掲載されていません。利用規約も全文英語で、海外FX初心者の方や英語が分からない方にとっては、少々始めるハードルが高いでしょう。

TradeViewで取引を始める前に

デモ口座

TradeViewのデモ口座は、MT4とMT5の「Xレバレッジ口座」と「ILC口座」で利用可能です。

入金方法

海外銀行送金に加え、クレジットはVISA・MasterCardで入金可能です。また、複数のオンラインウォレットにも対応しています。

出金方法

TradeViewの入出金手数料は基本無料です。海外銀行送金での出金時のみ、出金手数料が35ドル発生します。

出金ルール

  1. 入金方法と同じ出金方法を優先
  2. 利益分の出金は銀行送金またはオンラインウォレットを利用
  3. クレジットカード入金分は原則返金処理
  4. 月4回以上の出金リクエストでは本人確認を実施

総評・まとめ

Tradeviewは「高い取引環境を求めたい」「ボーナスは不要」と考える中・上級者におすすめの海外FX会社です。狭いスプレッドと取引手数料の安さを両立しているのが大きなメリットです。ECN方式を採用したILC口座の初回入金額は10万円以上と高額ですし、ゼロカットは採用していますがロスカットも国内FXと同じ証拠金維持率100%で発動するため、取引を始めるにはある程度まとまった金額が必要です。ボーナスも一切ありませんので、初心者向けではありません。他社で経験・資金を積み上げてから、TradeViewにステップアップしましょう。

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